グランド・マスター

もの凄く悲しい物語
最初は天下一武道会の様に色んな流派の人達が、「俺が一番じゃーー」ってな感じで南北の頂点に立つまで戦い続けるんかと思ってた

全然違ってた
スイマセンデシタ。。。
激しい戦いのシーンは少ない
静かな、だけど息をのむ武闘シーン
印象的な雨。。。

イップ・マン(トニー・レオン)は、40歳になるまで裕福な家に暮らし、趣味でやっていたカンフーの才能に恵まれていた
日本との戦争が起るまでは
戦争が全てを狂わせたと言ってもいいのかもしれない
南北の後継者に選出され、パオセンの娘ルオメイ(チャン・ツィイー)と妓楼で闘う場面はとっても美しい
手を握った一瞬、顔が近づいた一瞬に何かが通じたんやろうね

ルオメイは寂しすぎるよ。。。
六十四手の使い手だったとしても、実際に殺しあう様な事はした事なかったんだろな

しかし、一線天だけはよくわからんかった

流派に縛られた人達と、自分を生きた人達
最後は縦か横か

◎観た日:2013年6月12日

画像:グランド・マスター ルオメイ


イノセント・ガーデン

狂気が狂気を呼んでるのかもしれないけど、もしかしたら誰もが持ってる狂気かもしれない
主人公のインディアが18歳になった日から物語が始まる

サスペンスなんだけど、多分観た人全員が最初から予測できるはず
ただ、ニコール・キッドマンが演じている母親が不思議
彼女は娘の何を知っていたんだろう?
そして、夫の弟、インディアからしたら叔父になるチャーリーの何を知っていたんだろう?
観終わって何時間も経った私からしてみれば、一番のサスペンスは母親だった

映像は独特 局部的なUPが多いし、説明も少ない
観てる方は想像力をフルにしないといけないかっていうとそうでもない
ただし、人物の微妙な変化を読み取れるかどうかで面白さが違ってくるんじゃないかなーー

エンドロールに何を感じる?

◎観た日:2013年6月5日

画像:イノセント・ガーデンイメージ


聖☆おにいさん

今回の映画は1巻〜2巻の最初くらいまで
ブッダとイエスの二人が日本で休暇を取り始めた、春から大晦日までを映画化した内容だった

個人的にはマンガ原作にありがちな、「イメージが。。。!!」的な事もなく、大変スムーズに見れた
内容的には各話にちょっとしたエピソードを加えて構成した感じだったんだけど、原作と違って地上の人達から見た二人が描かれていた

なんか不思議で変な外国人(笑)なんだけど、いつの間にかいないと不安になる、皆が心配する存在
ま、なんたってブッダとイエスだもん そりゃーねー(笑)
でも、そういう外からの視点が描かれていたのが新鮮で興味深かった
映画館に来てたお客さんも大爆笑はないんよ
原作知ってるからこその、うすーく笑っちゃうツボが同じだったりして、イイ感じにほのぼのしてしまった

でも、もっと大天使とか魔王とかマーラーとか梵天とか見たかったな。。。

◎観た日:2013年6月1日

画像:聖☆おにいさんイメージ

聖☆おにいさんイメージ